こんにちは🌞
突然ですが子供の時、習い事されていましたか?思い出に残る先生はいますか?
私は、公文、絵画教室、ピアノ、ECC。
夏休みと春休みは水泳教室と体操教室に通っていました。
クラスには必ず公文派とソロバン派がいましたね。
私は算数が大の苦手でした。
でも今では嫌々通っていた公文のおかげで楽しい事も少しはあり、
買い物でレジの支払いで小銭を出す時、会計ボタンを押した瞬間にお釣りがパッとワンコインで表示されるのを目指すというのを1人でやっています 笑
(もちろん、迷惑にならない程度に 笑)
ピアノは近所の坂の下の細い路地を通ってお稲荷さんの前をぬけた所にある大きなお屋敷のピアノ教室に習いに行っていました。
途中で先生が交代して若いお弟子さんが先生になりました。
その先生になってから、和音を聞き取って五線紙に書くレッスンをしてくれたり、
とても熱心に接して下さいました。
曲の出来で、あと一週間 弾いてこようという時には
「簡単にオッケーしてあげることは出来るけど、それは本当に弾けてるということじゃないからね。
長い目で見たら丁寧にやる方が上手くなるからね」
と優しく言ってくれました。
発表会の曲を決めるという時、先生は「カッコウの歌」という曲を私に選んで来てくれました。
軽快な可愛い曲。
右手と左手が交互に掛け合いになるような元気な感じのメロディでした。
そして、別にもう1曲弾いてみせてくれました。
今度はエレガントで重厚感のある美しい曲でした。
綺麗な曲で、私の目がハートになっていると、
「よしこちゃんは大人っぽい曲が好きやもんね。
カッコウの歌が弾けるようになったらこの曲やっても良いよ」と言ってくれました。
猛練習、したんでしょうね。笑
カッコウの歌が弾けるようになり、
2曲目の美しい曲「ベニスのゴンドラの歌」、挑戦させてもらえました。
シャープが3つある、指を大きくひらいて、音が広範囲に跳躍している曲でした。
ペダルも使います。トリルも出てきました。
カッコウの歌と難易度が全然違いました。
が、音が美しくて少しもの悲しくて切なくて。
どうしても発表会でやりたくなって燃えました 笑
私は 面倒くさがり屋で、興味のない事はあまり出来ません。
その時は基礎の曲集があまり好きじゃなくて、曲集ばかり練習するタイプの子供でした。
曲に振られているフォルテやピアニッシモや、クレッシェンド、ディクレシェンドを守ると曲がどんどん立体的になって表情と感情がどんどん出てくるのが気持ち良かったです。
結局、先生が上手く導いてくれたお陰で、その当時のレベル以上のこと、頑張れたんですよね。
発表会の当日はドレスを着て、ホールで、
少しだけ間違えたけど、気持ちを込めて弾けたと思います。
客席を歩いていた時、古い方の先生が声を掛けてくれて、「よしこちゃん、上手くなったね」と褒めてもらえました。
この曲を弾かせてもらった出来事が人生の大きな指針になりました。
なかなかこういう大人は周りには居なかったです。
だから気持ちを汲んでくれた先生には、
とても感謝していて、自分が先生の場面ではこういう先生になりたいと思いましたし、
人に接する時もそうなりたいと思いました。
素敵な大きな出会いでした。
その後、教室自体が閉まって、
別の住宅地の一角にある教室に変わり、
算数とピアノを兼任で教えている方に習うようになり、
練習しなくていつも怒られてばかり、、、。
程なくしてピアノは思い出に変わりました、、 、。
子供は、良くも悪くも先生の影響が大きいなぁと。
(大人になってから、半泣きで練習してます 笑)
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才能の芽は、ほんの些細なことだと思うので、
それを、育てる周りの気持ち、広い気持ちが大切ですね。
また、
本人のそれを守る強い気持ち、時には強い反抗心、縁。
努力、努力の、末には、
一周回って、
才能だと思います。
人類の才能を無駄なく使えたら、素晴らしいだろうなぁと。想像したりします。